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【書評】 『誰も教えてくれないお金と経済のしくみ』 レビューと感想

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今回は『誰も教えてくれないお金と経済のしくみ』の書評をしていきます。

本書は、金融アナリストとして活躍する著者が、“当たり前”と思われがちな経済やお金の仕組みを丁寧にほどきながら、実生活とリンクさせて解説する、金融教養の入門書です。難解な言葉を使わず、誰にでもわかる言葉で書かれており、経済が苦手な方にもおすすめの一冊です。

目次

書籍紹介

書籍名誰も教えてくれないお金と経済のしくみ
著者森永康平
出版社あさ出版
発売日2021年4月22日

概要

本書は、お金や経済についての「常識」を疑いながら、なぜその仕組みが生まれたのか、どう変化してきたのかを追いかけていく構成となっています。冒頭では「お金の起源」からスタートし、貨幣の歴史、ドルと金の関係、日本の財政、税金や年金、投資など、私たちの生活に直結するテーマを幅広くカバーしています。

章ごとにテーマが整理されており、「使う・貯める・増やす」という基本行動から、「働き方」「税」「年金制度」などの制度、「副収入」「電子マネー」など現代的な話題まで、体系的に学ぶことができます。また、各章にはクイズ形式のコラムも挟まれており、読みながら自然と考えるクセが身につくよう工夫されています。

専門用語を使わず、日常の例を用いて丁寧に説明してくれるスタイルは、まさに“だれでもわかる経済の教科書”と言えるでしょう。

本書を読むことで得られること

  • 経済のしくみを生活目線で理解できる
    普段の買い物や貯金といった身近な行動から経済を読み解くスタイルです。
  • 投資に対する正しい考え方が学べる
    ギャンブルではなく、将来に備える手段としての投資を分かりやすく解説しています。
  • お金に対するネガティブなイメージを払拭できる
    日本人が持ちがちな「お金の話は下品」という思い込みに疑問を投げかけます。
  • 将来必要になるお金とその備え方を考えられる
    年金・介護・退職金といったリアルなライフステージごとの視点が盛り込まれています。
  • 日本の財政や税制度についての基礎知識が身につく
    国の借金や消費税の仕組みなど、ニュースでよく見るテーマを正しく理解できます。

本書を読んだ感想

読みやすさと内容の濃さのバランスが非常に絶妙で、経済が苦手な人でも「面白い」と感じながら読み進められる一冊でした。特に印象に残ったのは、お金を使う、貯める、増やすという行為がすべて「選択の積み重ね」だという考え方です。

また、「投資=ギャンブル」と思われがちな日本において、資産を育てる選択肢としての投資を紹介してくれているのも好印象でした。小さな疑問を丁寧に拾ってくれる構成なので、読みながら「そうだったのか!」と腑に落ちる感覚が何度もありました。

社会保障や税金、年金といった制度についても、数字だけでなく背景や目的から説明されているため、今後の生活設計に役立つ知識が身につきました。

本書の評価

★★★★★

専門用語を極力排除しつつ、内容は本格的。経済やお金に不安を感じている人にとって、背中を押してくれるような一冊です。読後は“知っておいてよかった”という感覚に包まれます。

本書がおすすめな人

  • 経済やお金に苦手意識のある人
    日常例から説明されているので安心して読めます。
  • 子どもや家族にお金の話をしたい大人
    教えるための土台作りに最適な内容です。
  • 投資を始めたいが不安な人
    基礎から丁寧に解説されていて、安心感があります。
  • ニュースで出てくる経済用語に置いていかれる人
    制度の成り立ちから説明してくれるため理解が深まります。
  • 金融教育に関心のある親世代
    家庭で子どもと一緒に学べる内容が盛り込まれています。

まとめ

『誰も教えてくれないお金と経済のしくみ』は、「経済の本は難しい」と思っていた人にこそ読んでほしい一冊です。知識ゼロからでも読み進められ、日常に直結する話題が多いため、読み終えた頃にはお金との付き合い方に自信が持てるようになります。これからの時代、自分のお金は自分で守る力が求められます。本書はその第一歩として、最適なガイドブックです。

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