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【書評】 『会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて』 レビューと感想

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今回は『会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて』の書評をしていきます。

本書は、現役時代から老後まで、会社員が知っておくべき節税の知識とその実践方法を丁寧に解説した一冊です。税金について何となくモヤモヤしている方にこそ読んでいただきたい内容となっています。

目次

書籍紹介

書籍名会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて
著者小林 義崇
出版社PHP研究所(PHPビジネス新書)
発売日2023年3月

概要

この本は、元国税局職員であり現在はマネーライターとして活躍する著者が、会社員向けに節税の全体像を分かりやすくまとめた一冊です。会社員は税金の処理を会社が代行してくれるため、税金に対して無関心な人が多い傾向にありますが、その裏で知らないうちに損をしている可能性もあるという事実が、本書では丁寧に語られています。

本書は5章構成となっており、現役会社員の節税から副業・投資時の注意点、さらに老後や相続に至るまで、ライフステージに応じた節税方法が紹介されています。特に注目すべきは、給与明細の読み解き方や、確定申告の活用法、各種控除の具体的な使い方など、すぐに実践できる知識が満載である点です。ふるさと納税やiDeCo、住宅ローン控除など、聞いたことはあるけど使いこなせていない制度も、この一冊でしっかり理解できます。

本書を読むことで得られること

  • 会社員でもできる節税の具体的な手段がわかる
    給与所得控除や各種控除、確定申告による還付など、実践的な方法が紹介されています。
  • 副業や投資時の税務リスクを理解できる
    収入区分や必要経費の考え方など、知らないと損をするポイントが明確になります。
  • 老後や退職後の税金対策が学べる
    退職金、年金、相続税、贈与税など、将来必ず関わる分野の知識が整理されています。
  • 節税と脱税の違いを明確に理解できる
    合法的な節税とは何かを定義づけ、安心して使えるテクニックを提示しています。
  • 税制改正の流れを知り、変化に対応できる視点が得られる
    増税の背景や政府の意図に触れながら、賢く制度を活用する重要性を説いています。

本書を読んだ感想

読み進めるうちに、「もっと早く知っておきたかった」と感じる情報が次々と出てきました。税金に対する漠然とした不安や疑問を持ちながらも、「難しそうだから」と後回しにしていた自分を反省させられました。

本書の良いところは、理論ばかりでなく、すぐに行動に移せる実践的なノウハウが豊富に載っている点です。例えば、医療費控除やふるさと納税といった馴染みのある制度も、「使い方次第でこんなに違いが出るのか」と驚く場面が何度もありました。また、副業や投資の税務についても触れており、「始める前に知っておくべきだった」と思える情報ばかりです。

一方で、「節税」は魔法のようにすべての負担を軽くしてくれるものではない、という現実的な視点も忘れていないのが本書の誠実なところ。正しい知識と意識があれば、会社員でもこれだけの選択肢があるのだと勇気づけられる内容でした。

本書の評価

★★★★☆

初心者にもわかりやすく、体系的に節税の知識を学べる良書です。一部は税制に詳しい人にとって既知の内容かもしれませんが、幅広いテーマをカバーしているため「知らなかったこと」に必ず出会えます。節税の第一歩を踏み出したい方にぴったりの一冊です。

本書がおすすめな人

  • 給与以外の収入がある会社員
    副業や投資収益がある人向けの節税情報が豊富です
  • 確定申告に不安がある人
    自分でできる申告方法を丁寧に解説しています
  • 老後資金が不安な人
    退職金・年金と税金の関係が明確になります
  • 制度は知っているが活用できていない人
    iDeCoやふるさと納税を活かすポイントが学べます
  • 税金を意識した家計管理をしたい人
    控除や節税によって手取りを増やすヒントが得られます

まとめ

『会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて』は、税金に対する無関心が損につながることを気づかせてくれる実用書です。年収が上がりにくく、社会保険料の負担も増す中、少しでも手元に残すために知っておきたいことがギュッと詰まっています。会社員という立場で「できる節税」、まずはここから始めてみませんか。

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