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【書評】 『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 レビューと感想

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今回は『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』を書評していきます。

本書は、会計に苦手意識を持つビジネスパーソンに向けて、「会計ってそういうことだったのか!」と思えるように設計された一冊です。難しい用語やルールではなく、仕事や生活に役立つ“会計の本質”をスッと理解できるよう工夫された内容になっています。

目次

書籍紹介

書籍名経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本
著者久保憂希也
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日2013年12月

概要

本書は、元国税調査官である著者が「会計は特別な知識ではなく、日常の延長線上にある」という視点でまとめた入門書です。会計を“読む”ためではなく、“使う”ための知識として捉え、仕事の現場でどう活かすかを具体的な事例とともに解説しています。

章ごとにストーリー仕立てで進行し、主人公の営業マンが数字や会計の捉え方を上司や同僚とのやりとりの中で学んでいきます。売上だけに目が行きがちだった思考から、粗利・キャッシュフロー・管理会計といった視点に気づいていく過程が丁寧に描かれています。読者も自然と「会計脳」が育つ構成です。

財務会計、税務会計、管理会計の違いや、月次決算・部門別損益の考え方、キャッシュフローの重要性なども網羅されており、初学者だけでなく、現場で使える“会計力”を高めたい中堅層にも刺さる内容です。

本書を読むことで得られること

  • 会計を「難しいもの」ではなく「使える道具」として捉えられるようになる
    会計が家計簿や貯金と同じだという視点から、実感として理解できます。
  • 粗利やキャッシュフローといった本当に見るべき指標がわかる
    売上至上主義ではなく、利益や資金繰りに目を向ける重要性が具体的に示されています。
  • 財務会計・税務会計・管理会計の違いがスッと入ってくる
    図解や例え話が豊富で、3つの会計の役割が自然と頭に残ります。
  • 会計の数字を経営判断に生かす視点が身につく
    PDCAや部門別損益の考え方など、数字を「評価」と「改善」に結びつける方法が解説されています。
  • 会計に関するコミュニケーション力が上がる
    専門用語を避けたシンプルな言い回しで、誰にでも説明できる素地が養えます。

本書を読んだ感想

読み進めながら「もっと早く読んでおけばよかった」と何度も思いました。会計というと、難しい数字や言葉に苦手意識を持ってしまいがちですが、本書ではそれをまるで“日常の延長”としてやさしく教えてくれます。特に、売上ではなく粗利を見るべき理由や、黒字倒産の本当の怖さなど、数字の「見方」が変わることで仕事への向き合い方も自然と変わっていく実感がありました。

また、ストーリー形式で登場人物がリアルに描かれていることで、自分の職場の状況と重ねながら読める点も魅力です。営業や企画、マネジメントに携わる人はもちろん、フリーランスや個人事業主にも役立つ内容だと思います。とにかく「これなら理解できる」と思わせてくれる構成に感謝したい一冊です。

本書の評価

★★★★★

会計の本質を、こんなにもやさしく、実務に即して伝えてくれる本は貴重です。経理の専門家でなくても読めるし、読めば明日から仕事の質が一段上がることを実感できます。全ビジネスパーソン必読の一冊として、自信を持っておすすめできる内容です。

本書がおすすめな人

  • 会計の基礎をゼロから学び直したい人
    専門用語を使わず、生活感覚で理解できます
  • 売上と利益の違いをきちんと掴みたい営業職の方
    粗利や原価の考え方が現場レベルで語られています
  • 管理職として数字で部下を評価したい人
    月次決算や部門別損益の考え方がわかります
  • フリーランスや個人事業主の方
    キャッシュフローや税務会計の基本が実務に直結します
  • 会計の本で何度も挫折してきた人
    ストーリー仕立てで楽しく最後まで読めます

まとめ

『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』は、数字に苦手意識がある人ほど手に取ってほしい一冊です。会計を“使える力”に変えるための視点が、やさしい言葉と実践的な例でまとめられています。難しいことは一切抜きで、本当に仕事で役立つ「数字との向き合い方」を学びたい人には、これ以上ない入門書です。

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