MENU

【書評】 『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ』 レビューと感想

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

今回は『できるリーダーは、「これ」しかやらない』を書評していきます。

本書は、部下やチームメンバーの“主体性”を引き出すための「任せ方」の技術に特化した一冊です。著者自身の豊富な管理職経験と、2万人以上のリーダー育成研修から導き出された実践的なマネジメントのヒントが満載です。

目次

書籍紹介

書籍名できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ
著者伊庭正康
出版社日本実業出版社
発売日2022年9月

概要

本書は、「部下を動かすのではなく、動きたくさせる」ためのマネジメント術を中心に構成されています。従来の指示型のリーダーシップではなく、信頼・挑戦・成長というキーワードを軸に、部下の“自走力”を引き出す任せ方のコツが丁寧に解説されています。

リクルートでの営業マネジメント経験をもとにした著者の語り口はリアルかつ説得力があり、「任せたいけど不安」「任せたらうまくいかない」という現場の悩みに対して、段階的なアプローチを提示してくれます。具体的には、「失敗談を語る」「信頼と信用を区別する」「評価より会話の量を重視する」など、すぐに実践できる行動指針が豊富に盛り込まれています。

本書を読むことで得られること

  • 任せることの本質と実践方法が理解できる
    「任せる=放任ではない」という明確な違いを軸に、具体的なアプローチ法が整理されています。
  • 部下のモチベーションを引き出す言葉がけのコツがわかる
    「Will-Can-Mustの法則」など、心理的な構造に基づくやる気の育て方が解説されています。
  • 上司としての立場に自信が持てるようになる
    リーダーは“孤独”や“迷い”を抱えて当然という前提で、心の持ちようが言語化されています。
  • チーム全体の主体性と一体感を高める方法が見えてくる
    「ビジョンの共有」「設計図としての目標管理」など、組織づくりのヒントが豊富です。
  • 忙しさに追われる中でも「手放す勇気」が持てるようになる
    自らの経験と反省を通して語られるエピソードが、読者の背中を押してくれます。

本書を読んだ感想

「任せるのは、怖い。でも、任せなければチームは成長しない。」——そんなリーダーとしての葛藤に寄り添いながら、どうすれば部下に任せられるのかを丁寧に解きほぐしてくれる一冊でした。特に印象的だったのは、「失敗を恐れずに任せる覚悟」や「部下を信じることの本当の意味」。それができるだけで、部下の反応や成果は驚くほど変わるという事例には、うなずくばかりでした。

また、「任せ方」には相手の成熟度や性格に合わせた調整が必要だという点も、実務的な視点として非常に役立ちました。上司の立場で孤独を感じている方や、どうしても手を出しすぎてしまう方には特に響く内容だと思います。読後は、自分も“手放して信じる”リーダーになりたいと思わせてくれる、背中を押してくれる本でした。

本書の評価

★★★★★

「任せ方」をテーマに、ここまで深く、かつ実践的に掘り下げている本は他にあまりありません。リーダーとしての在り方、考え方、具体的な言動まで網羅されており、まさに“現場で使える教科書”と言えます。管理職になったばかりの方にも、経験豊富な方にもおすすめできる一冊です。

本書がおすすめな人

  • 部下に仕事を任せるのが不安な人
    任せ方の具体的なステップが丁寧に示されています
  • プレイヤー気質が抜けずマネジメントに悩んでいる人
    役割の切り替えと意識改革のヒントが詰まっています
  • チームの雰囲気や成果に伸び悩みを感じている人
    モチベーションと自走力の引き出し方が学べます
  • 「自分にはリーダーの資質がない」と思っている人
    著者自身の体験が、不安を乗り越えるきっかけになります
  • リーダーとして“自分らしい在り方”を見つけたい人
    判断軸やスタンスを明確にする助けになります

まとめ

『できるリーダーは、「これ」しかやらない』は、任せることの難しさに向き合ってきたすべてのリーダーに贈る“実践マネジメントの処方箋”です。ただ技術を学ぶのではなく、リーダーとしてどう在りたいかを考える時間を与えてくれます。メンバーを信じて任せる勇気と方法を、ぜひこの一冊から学んでみてください。

電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ

Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。

Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。技術書であれば、1冊1,000円以上する本が多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。

さらには500万冊以上の電子書籍が読み放題です。初回30日間は無料体験があるので合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。

移動中や作業中に読書するならAudibleがおすすめ

Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックおよびオーディオコンテンツの配信サービスです。

書籍の朗読版(オーディオブック)や、ポッドキャスト、オリジナルの音声コンテンツをスマートフォンやタブレット、PCなどで聴くことができます。本を読む時間が取れない場合でも、通勤中や家事をしながら本を「聞く」ことができる。

Audibleの料金は、月額1500円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。サービスをお試しで使ってみて、合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次